相続人のパートナーが口を出すと争族になる

こんにちは。司法書士の加藤隆史です。最近は、当事務所でも遺言作成に関するご相談・ご依頼が増えております。とはいっても、遺言を作成している割合は、全体からするとまだまだわずかです。専門家の立場からは、遺言書を作ることをお薦めしていますが、世間にはまだ広まっていないようですね。これから、相続遺言セミナーを開催して広く相続問題について知ってもらうように活動しようと思っております。

それでは、本日のコラム「相続・遺言のポイント」のテーマは前回に引き続いて遺産分割協議を成立させるためのポイントです。今回は、相続人の1人が嫌がらせで協議に反対するパターンです。

生前に仲が悪いと相続で苦労する

生前に兄弟間の仲が悪いと、実際相続でもめることが多いです。兄弟間の仲が悪いと、感情的な問題になりますので、解決が非常に難しいです。私の経験でも、ほとんどの場合、裁判上の調停・審判になっていくことが多いです。それでも一つポイントをあげるとすれば、他の相続人が仲裁に入ることです。協議成立のために協力が必要であること説明し、納得してもらうように努力することです。兄弟間で仲が悪いと、他の相続人はそれを放っておくことが多いですが、仲裁に入り、協議が成立しないと問題がおこることなどを説明していくことが重要です。

相続人のパートナーが口を出すと争族になる

相続人間では仲が悪くなくても、相続人の配偶者が口を出すこともあります。特に相続人がご主人で奥さんが口を出すというパターンが多いです。奥さんが口を出すことによって、仲の良かった兄弟関係が悪くなり、争族になってしまうのです。やはりご主人は奥さんの言うことに従ってしまうのです。

スムーズな協議成立のために

遺産分割協議を行う上で、相続人の誰かが不満をもらしたときに、それに反抗して言葉を返すと収拾がつかなくなります。お前が小学生の時に助けてあげたとか、あのときお金を貸したとか色々な話まででてきます。言われたことは聞き流し、言いたいことは胸の内に納めることがスムーズな協議成立に大切なことです。