銀行から融資を受けることになりましたが、自社の不動産に根抵当権をつけることになりました。抵当権との違いは何ですか?

A.不特定の債権担保すべき債権が特定されていないことが抵当権と違います。

抵当権とは、特定の債権を担保するための担保物件です。例えば、銀行が住宅ローンを住宅の購入者に貸しつけて、その債権を担保するために、購入した住宅に抵当権を設定します。住宅ローンを完済した場合は、債権が消滅し、それと同時に抵当権も消滅します。

これに対し、根抵当権とは、継続的に発生する債権を一定額(極度額)まで担保するための担保物件です。特定の債権を担保する抵当権とは異なり、将来発生する債権も含め不特定の債権を担保します。借り入れ可能な限度額を「極度額」として定め、その限度で何度でも借り受けたり、返済することができます。根抵当権は、金融機関から継続的に事業資金等を借りる場合に利用されることが多いです。抵当権は一度、債権が消滅すると消滅してしまいますが、根抵当権は、一つの債権が消滅しても根抵当権自体は消滅しないため、金融機関と継続的な取引を行っている場合は、根抵当権の方が利用しやすいといえます。