初めて相続を経験される方へパート1~遺産・遺品整理から行う~

こんにちは、横浜の司法書士の加藤隆史です。4月も半分が過ぎて新社会人の方もそろそろ本腰入れて業務にとりかかるところですかね。私の事務所は新入社員は入ってきていませんので、いつもと変わらず業務に集中しています。これからゴールデンウィークにも入りますが、当事務所はノンストップで駆け抜けます。

さて、本日のコラム「相続・遺言のポイント」は、初めての相続手続きについてです。実際に初めて身近な家族が亡くなったときにまず何をすべきかについてお話しします。本日のコラムは、自分で相続手続きについて調べて進められる方を除き、よく分からないという方向けです。

相続が起きるとどうしたらよいか分からなくなる

よく当事務所にご相談にいらしていただく方にお話しを伺いますと、「主人が亡くなったけど何をどうしたらよいか分からない」、「相続手続きは何から始めたらよいのか」というお声をききます。相続遺産というのは普段直面することがありませんので、実際に初めて身近な方が亡くなられたとき、「何がなんだかわからない」という状態になってしまう方も少なくありません。特にご主人が先に亡くなるケースですと、「主人が全て管理していた、色々な手続きは主人に頼っていた」という奥様が多いようです。このときに身近に相談できるお子様とか専門家がいらっしゃればよいのですが、お子様も遠方にいてなかなか会えない、仕事が忙しくて相談できない、また相続についてどの専門家に相談したらよいか分からないということもあるでしょう。

そこで、初めて相続を経験する方にまず何から始めたらよいのか説明していきます。

最初に遺産、遺品の整理をしましょう

まず、最初に何をすべきか。まずは気持ちを落ち着かせましょう。あわてる必要はありません。私の事務所へ相談にいらっしゃる方はだいたい49日の法要が終わってからこられます。亡くなってから葬儀やお墓、法要も続きます。そのためひと段落してから落ち着いたときに相続手続きにとりかかりましょう。

そして、まず最初に何をしたらよいのか!?まずは亡くなられた方の遺産、遺品の整理をしましょう。亡くなった方の通帳や亡くなった方宛ての手紙、ハガキなどを整理します。固定資産税の通知書があれば不動産について分かりますし、証券会社から手紙が届いているようであれば株式がありそうだということが分かります。また、遺品整理において重要なのが遺言書の存在です。遺言書があるか否かで相続手続きが異なってくるため、遺言書については遺されていないか注意深く確認してみましょう。

相談できる方を探しましょう

次にどうしたらよいのでしょうか!?まずは相談できる人を探しましょう。お子さんがいらっしゃれば、お子さんに相続手続きについて調べてもらうこともできます。今はインターネットやスマートフォンなど便利なものが多いですからね。また近所の方、特に相続について経験されている方がいらっしゃればその方も相談相手としては適任です。なぜなら実際に相続を経験されていますので、相続の手続や注意すべきことなど色々とお話を聞くことができます。さらにはその方が専門家に依頼している場合は、その方を紹介してもらうこともできますし、専門家の探し方なども聞くことができます。

上記のような方がいなければ、公的機関に相談することができます。市役所、区役所などでは専門家が無料で相談対応しています。私も3か月に1回は区役所や市民センターで相談対応しております。そこで相談できればだいたいのイメージができるかと思います。相続手続きについてイメージをもつことは非常に重要です。何でも専門家に任せてしまっては自分の想いなどが反映されなくなるかもしれませんので、自分も流れは知っておいて細かい手続きは専門家に任せる方をおすすめします。

ということで、今日はここまでです。次回は、大体の相続のイメージができて実際に何から始めるかについてコラムに書きたいと思います。