相続に関する手続きについて専門家に依頼するときのポイント

こんにちは、横浜の司法書士の加藤隆史です。10月中旬ですが、少しずつ肌寒くなり秋の季節を感じます。この時期は決まって風邪をひくので気を付けたいと思います。

さて、本日のコラム「相続・遺言のポイント」は、相続に関する手続きについて専門家に依頼するときにどのような点を重視したらよいのか、今までのお客様のご意見から専門家の立場から伝えさせていただきます。相続という大事な方の遺産を承継する手続きを任せるわけですので、きちんとした専門家に依頼したいけど、どのように選んでよいか分からないという方はぜひ本コラムを参考にしてください。

専門家の人柄を重視する

一番大切なのは専門家の人柄だと思います。私も誰かに何かを頼むときには事務所の規模や費用の問題はありますが、まずは相談にのっていただく担当者の人柄を重視します。この人に大事なことをお願いしたいという風に思わなければ避けた方がよいでしょう。人柄といっても自分と合っているかどうかで決めます。優しく接してくれる方が自分に合っているという方もいらっしゃれば、びしっとはっきりと行ってくれる方が自分に合っているという方もいます。相続という手続きは1ヶ月、または数カ月かかることもあります。その間、色々と専門家と打ち合わせしたり相談連絡したりすることになります。その時に自分と合っていない方に依頼してしまいますと気持ち的に負担になってしまいます。そのためにもまずは、実際に相談することをおすすめします。最初の相談は無料という事務所も多いですので、まずは相談してみる方がよろしいかと思います。

ただ、共通して言えることは、その専門家の「誠実さ」と「能力」は大事です。専門家たるもの誠実さがあって、かつ能力が高い方にお願いしたいものです。能力については、いくつか質問してずばっと答えてくれるかどうかで判断してみましょう。いくら誠実でも専門家としての能力が低かったら頼むべきではないかと思います。

専門家報酬、費用について

このあたりも判断の基準になるかと思います。現在、士業では報酬の自由化により事務所ごとに自由に報酬を設定することができます。ただ、やはり相場というものがありますので、事前にインターネットや問い合わせをしてだいたいの金額もしくは金額の算定となる情報は得ておいてもよいかもしれません。ただ、報酬が安く自分に合わない専門家よりは、多少高くても自分に合った専門家に依頼したほうが満足度は高い気がします。大事な遺産承継という手続きですので、報酬が自分の予定している範囲内の金額であれば、自分に合った方に依頼することをおすすめします。

事務所の場所、規模など

あとは事務所の場所も考慮に入れた方がよいでしょう。前にも書きましたが、相続手続きというのは一定の時間がかかりその間何度か打合せをしたりしなければなりません。場所的に遠方であればその分交通費などがかさんだりしますので、自分が何度か足を運べる場所までにしておいた方がよいかと思います。事務所規模については、人それぞれ判断が異なるようです。社員が何人もいて大きい規模が良いという方もいれば、小さくてもその人に頼みたいという方もいらっしゃるかと思います。私的には事務所規模はあまり重視しなくてもよいかと思います。遺産承継手続きを実際に相談する方は専門家一人ですので、事務所規模が多くても社員全員が相談にのってくれるわけではありませんので。小さい事務所であれば事務所の所長が相談にのることが多いです。どちらにしましても相談相手が信頼できるかにかかっているかと思いますので、相談時に時間をかけて話をしてみるのがよいかと思います。