俗に「相続対策」といいますが、具体的にはどのような対策ですか?また、必ずやらなければならないものでしょうか?

A.相続対策とは、自分の死後、相続人同士の争いを予防するためにする対策のことです。具体的には、遺言作成や生前贈与、また税金対策も含まれます。全員が必ず対策しなければならないことではありませんが、愛する家族のために小さなことから準備されることをおすすめします。

相続対策という言葉は、法律用語ではありません。俗に、自分が亡くなった後に、予想される争族を予防するために生前に行う対策のことです。

相続対策で最も活用されているのが、遺言の作成です。相続人同士の話し合いで遺産分割協議をすることで争族になることが多いので、事前に財産の分配等を定める遺言を遺しておけば相続人同士の争いを未然に防ぐことができるかもしれません。

また、相続になる前に生前に贈与するという対策も一つの相続対策です。どうしてもこの相続人にこの不動産を遺したいということであれば生前に贈与することで解決できます。しかし、生前贈与は贈与税の問題がからんできますので、慎重に決めなければなりません。生前贈与には、夫婦間贈与相続時精算課税制度を活用する方法もあります。

さらに、相続対策のうちに相続「税」の対策も含まれます。いわゆる税金対策です。相続税を減らすには、相続財産を減らして、負債を増やせばいいので、よく不動産の活用事例でアパート経営が紹介され間が、このようなアパート経営は思っている以上に大変なことです。相続対策といっても、自分の人生を楽しく過ごせなければ意味がないので、無理のない範囲で行わなければならないでしょう。

このような相続対策は大変だと思う方も多いと思いますが、まずは小さなところから始めてみることをおすすめします。たとえば、多くの銀行口座がある場合は、それを一つの口座にまとめておくとか、定期を解約して普通口座に移すなどのことも一つの相続対策といえます。そうすることで、相続人が、実際の相続手続きを行う負担が軽減されるからです。

相続対策を考えているけど具体的に何からしてよいかわからないという方はぜひ、当事務所へご相談ください。