死後の手続きについて(通夜~葬儀)

こんにちは。司法書士の加藤隆史です。今年も1か月を過ぎました。あっという間に月日が流れていきますね。

今日のコラム「相続・遺言のポイント」は、前回に引き続き死後の手続きについて書いていきます。

前回までは、こちらを参照ください。では、葬儀の手続きからです。

通夜について

葬式の前に行うことが一般的な通夜とは、もともと亡くなった方の霊を慰めて、身内が故人との別れを惜しんで過ごすことから始まったとされています。

しかし、最近の通夜は、翌日の葬儀(告別式)に出席できない方のお別れの式に変わってきます。いわゆる半通夜です。

通常、夜の6時ころから始まり1~2時間行われます。読経のあとは、通夜ぶるまいがあり、会葬者は故人の昔の話などしながら食事をとります。

その後、遺族や近親者が一晩中、線香を絶やさずに供養します。

葬儀場では、遺族も寝泊りできるように部屋を用意してくれます。最近では、ホテル並みの豪華な部屋を用意してくれる葬儀場もあります。

通夜の翌日は、本番の葬儀(告別式)がやってきます。

葬儀について

葬儀では、故人に仏弟子として戒名をあたえ、極楽浄土へ導く引導を行う儀式です。引導とは、故人が現世に未練なく安心して黄泉へ送り出すことです。

住職の読経を行った後、喪主から会葬者へ挨拶をします。

故人の昔話、闘病のこと、遺された遺族の決意などを述べます。

喪主の挨拶が終わると、棺の中に花や個人が大切にしていた物を入れます。これが、故人の顔を見る最後のときになります。

そして、火葬場へと向かいます。

火葬が行われ、遺族が遺骨を骨壺に納めます。このときに埋葬許可書を受け取り、住職へ渡します。

初七日法要はいつ行うのか

最近では、火葬が終わったあとに葬儀場へ戻り、そのまま初七日法要を行うことが多くなっております。

葬儀では、遠方に住んでいる親族もいるので、また7日後に来てもらうのも大変ということで、葬儀の日に行われることが多いです。

ちなみに初七日法要とは、故人が三途の川を無事に渡れるように行う儀式です。

四十九日の間に、冷たい川を渡るのは、大変です。そのために、初七日の儀式を行うことで冷たい水を暖かくしたり、橋をかけたりするという意味があるようです。

初七日法要の後は、精進落としを振る舞い、長い一日が終わります。

 

次回のコラムでは、「葬儀費用の負担者は誰か?」や「通夜、葬儀のちょっとした疑問」について書いていきます。

 

 

 

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