司法書士に相続登記を依頼するメリット

こんにちは、横浜白楽の司法書士の加藤隆史です。2015年も年明け1週間が過ぎました。休みボケは解消されましたでしょうか。また、3連休に入りましたので、適度に休んでバリバリ働いていきたいと思います。

さて、本日のコラム「相続・遺言のポイント」ですが、相続登記を司法書士に依頼するメリットについてお話ししようと思います。昨年のコラムでも何度か書きましたが、今や相続登記は一般の方でも法務局に相談したり、書籍をみたりして自分で申請しています。これを本人申請といいますが、やはり私も司法書士である以上、ぜひ司法書士に依頼してほしいと思います。そこで、本日は司法書士に相続登記を依頼するメリットについて書いていきます。

相続登記は簡単!?

最近、登記を司法書士に依頼しないで自分で申請する方が増えております。インターネットなど情報が増えてきたこともあり時代の流れを感じます。また、法務局の方も親切になりましたので、相談しながら申請するということもあるでしょう(法務局の職員の法律相談を含む過剰に親切な対応は問題があるかと思いますが)。これ自体には否定することはありません。相続登記は、登記の中でも時間的な制約はありませんし、現在の登記名義人が死亡している以上、二重譲渡などの問題もおこらないでしょう。そのためケースによっては簡単に相続登記を申請できるのかもしれません。

ただ、司法書士に依頼すれば以下のようなメリットがあるかと思います。

  • 権利証(登記識別情報)、相続関係説明書類をきれいに製本されて戻ってくる

相続登記が完了すると法務局より権利証として登記識別情報通知という1枚の紙をそのまま渡されます。そして、法務局の受付の方より、「これが権利証ですから保管してくださいね」という簡単な説明がされるだけです。人によってはこれがとても重要なものだと感じない方もいらっしゃるでしょう。1枚の単なる紙ですからね。その点、司法書士に依頼すると、司法書士は法務局より受け取った登記識別情報を型紙で製本してそれを依頼者へお渡しします。見た目はすごく重要なものにみえます。これなら大切に保管しようと思われるかもしれません。また、相続登記に添付する相続関係書類(戸籍謄本、住民票、遺産分割協議書、印鑑証明書)もバラバラで戻ってくるのですが、司法書士はこれらの書類も製本して依頼者にお渡しします。

  • 登記書類や相続関係の説明など細かく説明を受けることができる

法務局の職員に相談して相続登記を申請される方がいらっしゃいます。昔と違い今の法務局の職員の方はこと細かくおしえてくれます。ただ、相続登記の前提として「相続」という法律の問題があるにもかかわらず、そこに踏み込んで相談対応される職員の方もいます。法務局の職員は法律専門家ではありませんので、もしかしたら誤った解釈で伝えてしまうかもしれません。その点司法書士は相続の法律専門家として、依頼者に相続登記の前提としての相続に関する法律上の相談に対応することができますので、依頼者の方にとってはとても安心かと思います。また、上記で説明しましたとおり、登記完了書類としての登記識別情報の説明も丁寧に受けることができます。昔の紙の権利証との違いや保管方法など法務局の職員は教えてくれません。

  • アフターフォローをうけることができる、司法書士とのつながりがもてる

最大のメリットとしては、司法書士との信頼関係が築けるということでしょう。今回は特に争点なく単に書類を集めて登記ができたかもしれませんが、今後、別の相続や他の法律問題がでてくることもあります。そのときに前に依頼している司法書士であればすでに信頼関係が築けていますので安心して相談を受けることができます。法律専門家との接点はそうそうありませんので、相続という必ず起きる問題の時に知り合いの司法書士と接点をもってもよいと思います。

相続登記費用は

ご本人が自分で登記を申請しようというのも相続登記費用の問題があるからだと思います。相続登記の場合は、司法書士の手数料と登録免許税等実費の合計金額をふたんしなければなりません。しかし、登録免許税等実費部分は、司法書士に依頼しなくても発生するものです。

つまりは司法書士手数料を支払うのか、その費用をかけずに自分で手続きされるのかということになるかと思います。司法書士の手数料は事務所によって異なりますが、だいたい以前の報酬基準額に近い数字となっております。

相続の難易度、件数、不動産数、評価額等で異なってきますが、平均するとだいたい6万~10万くらいではないでしょうか。これが高いとみるか安いとみるかはみなさまの判断になるかと思いますが、私としてはぜひ司法書士の法的サービスを受けていただきたいと思います。

当事務所の場合は、まず無料相談がありますので、こちらを受けられて事務所の雰囲気、当方の人柄、費用面などが分かりますのでぜひ利用ください。

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